電動オナホと聴くと夢が膨らむ。
自分の手で動かくことなく、刺激を与えることができるなら、それは他人にしてもらっているのに等しい。それはもはやオナニーと呼べるものではないのかとさえ思えてくる。
しかし、電動オナホは当たり外れが多いことでも有名だ。特に最近では中華製の安価なオナホが大量に売られているのを見かける。
そのレビューを見てみると、様々な理由から誰もが満足感を得ているとは言い難い。
私の経験で言うと、電動オナホと呼ばれるものは『A10ピストンサイクロン』と呼ばれる商品を購入して使っている。購入前は様々なレビューサイトを活用させてもらって購入に踏み切った。そのおかげもあって、大きな失望もなく満足して使っている。
そして、電動オナホの2つ目として、今回紹介する『SVAKOM SAM NEO Black』という商品を購入してみた。
今回はこの商品を実際に使ってみた感想と評価を共有することによって、私が実際にレビューサイトでお世話になったように、購入を検討している人の参考にしてもらえればと思っている。

SVAKOM SAM NEO Black
メーカー:SVAKOM
発売日:2021年10月
価格:10000円前後
電源:USB充電式
機能:バキューム&振動、アプリ対応
重量:700g
- 気持ちよさ70点
- お手頃感50点
- 耐久性90点
- 静音性50点
- メンテナンス性90点
- 持続時間90点
良い点
- リアルでは体験しづらいバキュームフェラを再現!
- すっきりとしたスタイリッシュなデザイン
- 内部ホールが取り外しでき、メンテナンス性抜群
- 軽くて持ちやすい
悪い点
- 振動がやや耳に障る
- パターン数が少なく刺激が単調
- やや高価
美しいすっきりとした外観
さて、商品を発売しているSVAKOMというメーカーだが、そのホームページによると2012年にアメリカで設立された企業らしい。
世界中で多くの賞を獲得している企業で、例えば2015年にはErofameという国際的なアダルトグッズのイベントで“Most Innovative Company 2015 ”という賞を受賞したり、2017年には香港で“ The Luxurious Toy Line of The Year “という賞を受賞しているらしい。
世界中でその商品を展開しているのが特徴だ。
さすがに名の売れた企業だけあって、1つの工業製品として完成されているように感じる。
まず目を引くのはその外観の美しさである。無駄を一切省いた機能美と呼べるような仕上がりになっている。

黒い本体に、白いオナホを装着しているような作りになっている。
白い部分は透明なキャップがかぶさるようになっており、清潔に保管できる。
また、白いオナホ部分は引っ張ることで簡単に取り外しすることができる。
使用後の清掃も簡単だ。


取り外し後に黒い本体部分を見ると、円筒状のローターが確認できる。使用中はこのローターが振動することでオナホ全体を振動させる(振動はオンオフを切り替えることができる)。
また、本体は非常に軽い。
A10ピストンサイクロンと比べると雲泥の差である。そもそも機能が異なるので比べるのは酷かもしれないが。
こんなもので本当にうまく機能するのか不安になるくらいの軽さだ。
この軽さのため、片手で長時間使用してもほとんど疲れない。
シンプルな構造が故に、壊れそうな部分も見当たらない。まだ数年間使っているというわけではないので何とも言えないが、耐久性はありそうに感じる。
操作は1つのボタンで完了
本体にはボタンが1つしか存在しない。
筒の後端に設置されたボタンで、本体のオンオフ、動作パターンの切り替えを行う。

オンオフはボタンを長押しすることで行う。
パターンはボタンを1回押すごとに切り替わる。モードは下記のように5種類ある。
- 吸引&振動1(短い吸引、ブーッ・ブーッ・ブーッの振動)
- 吸引&振動2(短い吸引2回・長い吸引1回、ブッブッブ―という振動)
- 吸引&振動3(短い吸引1回・長い吸引1回の交互、ブッブッブッと短い振動の繰り返し)
- 吸引のみ(短い吸引2回・長い吸引2回)
- 振動のみ(ブ―――と連続した振動)
3時間の充電で1時間駆動
充電はUSB/DC端子で充電することになっている。
メーカーの公称では3時間の充電で1時間駆動するとなっている。
私は実際に連続して1時間も使っていないが、実際の使用では十分満足な駆動時間だと考える。
そもそも連続1時間でこのオナホを使用すること自体厳しいと思う。たぶん連続1時間も使っていたら、射精するか、ペニスが痛くなると思う。
もちもちと柔らかいオナホ部分
白いオナホ部分は、もちもちとして柔らかい素材だ。
この素材のおかげで、強く吸引されても痛みは感じない。
内部構造はシンプルで、大きめの球状のイボが全面に設置されているのみだ。
先端が子宮口を模したような形状になっているが、実際に使ってみると、その形状はほとんど感じられない。

実際の使用感について
実際の使用感だが、バキューム感は抜群である。
私もこのバキュームと呼ばれるものを体験するために購入した。AVなどではチンコを吸われているのをよく見かけたが、あの感覚はどういうものか前々から気になっていた。
実際体験してみると、これは新しい感覚である。
自分の竿がギューッと引っ張られると同時に、いくばくか膨張するのを感じられる。その際、オナホの内面に亀頭や竿全体をゆっくりとこすられ、快感が走る。
この吸引に加え、バイブレーションがあると、竿が最奥まで飲み込まれた時に亀頭に振動が伝わる。
ローターはオナホの裏、最奥に設置されているため、一番奥まで飲み込まれた時に刺激が一番強くなる。
その時点ではバキュームも最大となっているので、亀頭や竿全体が柔らかいオナホにぎゅっと密着していることになる。この状態で亀頭、特に裏筋に振動が伝わるのが気持ち良い。
これがイマラチオのような、ペニスを喉奥まで咥えこまれて刺激されているような感覚を与えてくれる。
実際であればなかなか体験することはできないと思うが、このマシーンではそれがいつでも体験することができるのだ。
吸引力は想像以上のものだ。
仕組みとしては白いオナホを黒い本体に取り付けた時、その2つの間に密閉された空間ができるようになっている。その空間をバキュームすることで、白いオナホが引っ張られる仕組みになっているようだ。
手で持っている時、力を抜くと吸引によって手のほうが引っ張られるくらいだ。
手をしっかり固定しておくとペニスのほうがぐっと引っ張られて飲み込まれる。
こう書くと、なんだか痛いのではないかと不安になると思う。
実際どうかというと、白いオナホが十分に柔らかい素材のために痛みを感じることはない。
これ以上引っ張られると痛いのではないかという手前でバキュームは止まる。
また、引っ張られるといっても、ペニスががっちりとオナホに固定されているわけではない。バキュームのためにぴったりとオナホにくっつくが、スポンと抜くことはできる。
しかし、長時間しようしていると、痛いというかペニスがちょっと麻痺してくるような感覚を受ける。 なので、その場合はしばらく休憩すればよいだろう。
不満点は振動パターンが少なく刺激が単調なこと
気持ち良いと言えば気持ち良いが、刺激が単調になりがちである。
手で持つオナホだと、手の強弱や回転などの違う運動を与えることで刺激を変化させることができるが、このオナホだとそれは少し難しい。
バキュームという特性上、バキューム中は上下に動かすことが難しいからだ。
また、動作パターンが5種あるが、そのうちバキュームと振動両方のパターンは3種だ。
一応動作は異なっているが、どれも一定パターンの繰り返しだ。これがランダムで予想できなかったり、バイブの強弱などあればより気持ちよくなっていただろう。
内部構造もシンプルなもので、1種しかない。これが気持ちよくないわけではないが、違う構造の拡張版なんかがあればもっと楽しめるのではないかと思う。
総評
電動オナホは最近になって色々出ているが、バキューム機能のオナホはまだあまりないのではないかと思う。あったとしても中華製の怪しいオナホが多い。
その点、この『SVAKOM SAM NEO Black』は信頼性があり、使用感も良いオナホで、バキューム電動オナホのフラッグシップモデルと言って良いかと思う。
フラッグシップモデルなだけあって、値段も安いとはいえないが、それだけの理由はある。
私の場合で言えば、毎回使うわけではないが、たまにバキュームの感覚を味わいたくなって定期的に使用しており、オナニーライフの良いスパイスとなっている。
バキュームという感覚に興味のある人、イマラチオの感覚を味わいたい人、新しい快感を求めている人はまずこの製品で試してみると良いと思う。